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京都の家は寒い
「京都の家は何でこんなに寒いんや!」20年暮した北海道から帰ってきた叔父の言葉。京都は盆地特有の気候で夏蒸し暑く、冬は底冷えがする。あの寒さ厳しい北海道に暮した叔父が悲鳴を上げるには理由がある。京都の家は、夏向きに造られているからである。暑さ対策のために通風を良くし、空気の留まらない造りになっており、それに加えて盆地特有のジワッと足元からくる冷気が拍車をかける。今では高気密工断熱の家が多くなり、京町屋も減ってしまったので、そのような言葉もあまり聴かれないが、ほんの15年ばかり前はそのような状態の家が多かったことを懐かしく思う。時代と共に変わり行く住まいの形。そうした中で、またいろいろな問題が発生している事実を知らなければならない。シックハウス症候群、化学物質過敏症、電磁波過敏症などの問題が益々増えてきた。新築やリフォームで入居してまもなく現れるこの新しい症状。目の痛み、頭痛、吐き気、だるさ、症状は多岐にわたる。これだと特定できる原因が分る場合も有るが、良く調査しないと分らないことが多い。そして調査しようとすれば相当な費用を覚悟しなければいけない。政府が定める化学物質の基準値は、発症してしまった患者には当てはまらない。一度発症した患者は、基準値を大きく下回っていても感じてしまうようになる。また、政府が基準値を定めていないものに反応されている場合もある。今後我々建築業者は、この化学物質や電磁波とのかかわりが多くなってくることは明白で、よほどこのことに気配りしていかなければ、せっかくの喜びの家が、地獄の家になってしまう。





















