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リフォームについて

当社が水廻りに拘る理由

水廻りのリフォームとは、キッチン・トイレ・風呂・洗面や給排水設備だけをお考えの方が多いのではないでしょうか?

しかし、今の家はこれ以外に屋根からの雨漏り・壁からの滲み込み、そして一番怖い結露まで総合的に考えなくてはなりません。 機密性・断熱性が良くなれば、それなりの対処をもって、対応してゆかなくては、折角、新しくリフォームしたのに、かえって住環境を悪くしてしまった。なん てことになりかねません。

昔とはまったく違う材料で作られてゆく現在の家。カビやシックハウスについての対処を怠ると、後々施主であるあなたが困ることになるので す。 壁のひび割れは、水の滲み込みの原因になります。放置すれば割れ目は少しずつ大きくなってゆきます。見つけ次第、補修をしましょう。 住宅の密集地では、隣の家との間に空間が少なく庇も掛けられない窓を見かけます。このような窓は、窓枠からの滲み込みが多く見られます。

屋根は、瓦・カラーベスト・金属等、勾配の具合やデザインによって使用される材質が異なります。しかしどの材料を取ってみても、永久に大丈夫なものは無 く、3~5年に1度は、点検をしなければなりません。見えないところであるがゆえに放置されてしまうことが、一番あなたのお家にとって危険なことだと言え ます。

結露については、断熱を良くすることで解消されます。しかしながら、住環境を考えた場合、新鮮な空気と言うものは欠かせません。給排気が しっかり出来る(出来るだけ自然換気)部屋でなければなりません。この相反することには、給排気の部分の結露対策をすることで対処は可能になります。 家は生きています。人と同じように大事に思い、定期的に点検をしてやってください。日ごろの細やかな点検と、3~5年に一度の総合的な点検を組み合わせ て、安心できる住環境を作りましょう。

音響と防音・防振について

はじめに

ご近所からの音が気になるので遮音する。
ご近所に迷惑にならないように防音する。
音による振動が起こるので防振する。
等、音や振動のことは心配ですね。
耳障りな音、嫌な振動、体に感じる不快な音や振動にお悩みの方は、思いのほか多くいらっしゃいます。
ご近所のことだからと我慢をして暮らすことがストレスになって、ますますその音や振動に過敏になってゆく。
そのような事例をいくつか見てきています。しかし、音や振動について、現状をきちんとした理解のうえで防音や遮音そして防振を考えると、以外に快適な暮らしが取り戻せるものです。
一度耳についた音や体に感じる振動は、平均値以下になったとしても、ご本人の感覚では不快なことに変わりなく、これが人間と言う高等な種族の困ったところ です。思いの行くところに神経が集まり、必要以上にそこへのめり込む。気になりだしたらとまらない。つまり過剰な反応を自らが作り出してしまうのです。
日常生活を送る上での平均的な音にも反応し音や振動がストレスとなってご自分の居場所を失くしてしまうような方もいらっしゃいます。
音や振動の工事の際は、まず確認作業が一番大事です。
工事前と工事後の実態をしっかりと確認すること。時には測定や録音、撮影なども必要になります。そして最終的にはその確認作業をすることにより、過敏になった神経を癒してゆくことが大事です。

遮音・防振設計

遮音・防振構造概念図

部屋の遮音性能は、D値という等級で評価されますが、D値と聞こえ方はおおよそ下記表のような関係になっています。
この評価は一般住宅であり、ライブハウスで、ロックのような大きな音を出した場合 2ランクほどずれてきます。
隣室の使用条件により必要な遮音性能は変わりますが、D-75~D-65程度が目標値となります。

遮音等級と聞こえの関係(一般住宅)
遮音等級 ピアノ・ステレオ等の大きな音
D-65 通常では聞こえない
D-60 ほとんど聞こえない
D-55 かすかに聞こえる
D-50 小さく聞こえる
D-45 かなり聞こえる
D-40 曲がハッキリ分かる
D-35 よく聞こえる
D-30 大変よく聞こえる
D-25 うるさい
D-20 かなりうるさい
D-15 大変うるさい
遮音等級と聞こえの関係(ライブハウス)
遮音等級 ライブハウス
D-75 通常では聞こえない
D-70 ほとんど聞こえない
D-65 かすかに聞こえる
D-60 小さく聞こえる
D-55 かなり聞こえる
D-50 曲がハッキリ分かる
D-45 よく聞こえる
D-40 大変よく聞こえる
D-35 うるさい
D-30 かなりうるさい
D-25 大変うるさい

「建築物の遮音性能基準と設計指針」日本建築学会より

室内の響き(残響時間)

グラフ

響きは、音楽などに豊かさや暖かみを与えますが、響きすぎると演出の妨げになります。
また、極端に響きの少ない環境では、普段の生活空間と異なって、耳に圧迫感を感じるなど、快適な環境を得ることができません。室内の最適な残響時間は、音楽のジャンルにより異なります。
クラッシック・アコースティックな音楽では、やや長め(ライブ)、ロックや講話などでは短めに(デッド)設定します。
また、用途が多目的の場合は、やや短めに設定し、長くしたい場合は、音響を調整できるパネルを使えば、お好みの響きに調整できます。
現在、響きすぎて困っている場合や、ハウリングでスピーカの音量が上げられず困っている場合も現状の仕上げをいじらずに音響調整ができます。


音響障害の防止

聞きやすく、高音質で快適な音空間を実現するためには、“響き”だけではなく、音質を悪くする反射音を無くすことが必要です。
特に、ステージに客席後ろから直接跳ね返ってくる反射音や、平行する大きな反射面がある場合は、音響障害となりますので対策が必要となります。

  1. ステージに客席後から跳ね返ってくる反射音

    対策---------客席後方部の吸音処理

  2. 並行する大きな反射面

    対策---------吸音処理・拡散処理(形状変形)

遮音室や防音室の選び方

防音室は、部屋に他の部屋の音が入らないようになった状態をいいます。
これに対し、相互の部屋の音が入らないようにするという状態を遮音室といいます。

ピアノの平均音圧レベルは95dBと言われています。この音を隣室で通常ではほとんど聞こえないというレベル 25~30dBに落とすとすると、55~60dBの遮音壁が必要になります。

鉄筋のマンションの場合、D-45~50程度の遮音性がありますが、部屋の開口部(扉や窓)から音は漏れていきます。
そこで二重サッシや、浮き壁を造って、遮音性能の目標値に近づける必要があります。 目標値の設定は、希望条件によって変えればよいでしょう。

また、固体伝播音という床や壁を伝わって耳に届く振動音も忘れてはいけません。
これを防ぐには建物の構造体を強くする、床にクッション性のある材料を使う、浮き床にして構造体と離すなどの方法があります。演奏する上で音の響きの調整も必要です。

●遮音等級と生活実感の関係
遮音等級 ピアノなど特に大きい音(95dB) テレビ・ラジオ・会話など(60dB)
D-65 聞こえない まったく聞こえない
D-60 ほとんど聞こえない まったく聞こえない
D-55 静かな時に聞こえる まったく聞こえない
D-50 小さく聞こえる 通常では聞こえない
D-45 かなり聞こえる ほとんど聞こえない
D-40 曲がハッキリ分かる 小さく聞こえる
D-35 よく聞こえる かなり聞こえる

オーダーメイドならではの残響調整

“残響”とは音を発生し急に止めたときに残る響きのことをいい、一定の音エネルギーが60dB減衰するまでの時間のことをいいます。
一般的に講演などの話を聴くためのホールは残響時間を短く、音楽は長くと、言われています。
しかし、音楽は長くといっても楽器によっても違いますし、宗教音楽は2.8秒、クラッシックは1.6秒が良いとされ、さまざまなのです。また、同じ残響時間でも部屋の大きさにより聴こえ方が変化します。
残響時間を調整することにより、『よい音』が響く、最適な音場環境を創りあげることができるのです!

ファーストステージが提供するあなただけの夢の空間!

事前の聞き取りと打ち合わせの元に納得のいく設計を行い、快適な防音室を施工いたします。音圧レベルや遮音性能を考慮し、どんなお部屋にするか、楽しみながら一緒に作っていきます。周りを気にしないで、思いっきり楽器が弾ける、あなただけの夢の空間を作ることができます。

防音の知識

音の定義

簡単には、空気の振動が音【音波】elastic wave となって、聴覚に伝わる現象を音としています。
音源振動【叩く・吹く・触る・蹴る・撫でる・擦る】等・・の影響で空気中【媒質中】の粒子が連続的に分散伝搬し速度変化を起こし、縦波【疎密波】のエネルギーとなって、私達の聴覚に達して、骨・神経・を通じ、脳に信号を送り、音として初めて感じます。
音波の有る空間を【音場】acoustic [sound] fieldと言います。音は1秒間に340m(15℃)も進みます。
1秒間に音の進む長さをC(m/s)で表します。この様に音は空気の有る場所だけで存在する現象です。ちなみに真空の宇宙では、星の爆発音も聞こえません。映画の世界では聴こえてますが・・・

一般的に自分にとって好ましくない音の事を【騒音】noiseと言い、その騒音対策の措置等を総合的に【防音】noise insulation として定義しています。大体130dB(生ドラムの演奏時の音圧等)を超えると聴覚支障をきたすと言われています。
騒音には・・人の声・動物の鳴き声・道路・鉄道・航空機・工場・建設・近隣・音楽・携帯電話等のあらゆる生活音等がその基になる要素を含んでいます。

音は色々な要素によって微妙に影響されます・・。温度や風によっても左右されます。
音の性質として昼間は空気粗密が空の方に発散されやすく、夜間は地上に音が降りやすくなり、昼よりも音が聞こえやすくなります。風が吹いている時は風上から風下に音が流れて、風下の方が聴こえやすくなります。
又、物の形状・大きさや、硬い素材に音がぶつかると音が増幅されたり、柔らかい素材に対しては、音のエネルギーが分散されたりして、音質も変化します。もちろん空気の質量によっても、音を微妙に変化させます。

音は距離によっても減衰します(距離減衰)。音のする所から、聴こえる所までの距離が遠いほど、音は次第に静かになります(距離が2倍在る時には音圧は4分の1に減少します。)
又、音の広がり方も微妙です。音の発生源から遠い場所にあり(航空機・舞台上の歌手等の音等・・)の極小の点音源の場合は、円状に広がる傾向にあります。この様に音を一つとってもなかなか奥が深いですね。

デシベル dB

空気中の気圧の変化で起こる音のPOWERの単位を総称して【デシベル】decibel 単位通称【dB】として表しています。
dBは非常に小さな雪の降る音から、その1000億倍にも成る雷音まで、表示的に10桁にも成ってしまいます。これを音のエネルギーに換算する時に大変なので、この不便さを無くす為にデシベルと言う計算単位を持って表す事になりました。
そもそもdBのdはデシリットル(deciliter・ベル単位)、Bはグラハム(Graham)・ベル(Bell)電話の発明者)の名前からの由来で、元々は電話の送信関係の単位でしたが、現在では、音のPOWER LEVELとして使用されています。
音を細部に分けた場合・・音源を基に発生する単位では、1秒間に出すエネルギーをワット・W。1m2のエネルギーをW/m2。単位音速当たりをW・s/m3。音による気圧変化をパスカルPaとして区分しています。これらの総合した総称の音響パワーレベルのdBは単位としては国際基準となっていますので遮音性能を知る単位では一番安心出来ます。
これらのレベルをSOUND PRESSURE LEVEL(SPL)と呼ぶ場合もあります。

空気粗密の振幅が大きいと、大きな音で聴こえます。各メーカーではデシベルを防音性能の基準として用いていますが、dBと同じ様な単位で、遮音性能基準(standards on sound insulation)では、D値があります。
これは日本工業規格JISにおいて決められた遮音表示です。D値=D等級(difference of sound level)その他Dr等級としているところもありますが、厳密にはdB表示とは異なります。
いずれにせよこれらの数字が大きいほど防音の性能が高いことを意味しています。下の図は100dBのアルトサックスの音源の音のパワーが、防音性能(透過損失)60dBの壁によって防音され、耳には40dBで達していることを表しています。

音のパワーと防音の関係

メーカーの防音室の遮音性能dBに関しては、次の様に解釈すると分り易いと思います・・
特定の周波数帯域で、音の大きさdB(音圧)が100dB(100%)ある場合に、遮音性能30dB又はD-30(30%cut)の防音室を使用すると、100dBの音が30dBカットされ、音圧を70dB(70%)に低減出来る・・って、単純に思った方が理解しやすいと思います。

デシベルは遮音計測器で計ります。人間の耳で聞いた音の感覚的な大きさと、物理的な計測値との音の相互関係を表すことはかなり高度で難しくなります。人間は大きな音に対しては、圧縮して聴くように耳の補正能力があります。
また人間の受音には固有な特性と限界があるのと、個々によって聴感覚的にも心理的にも影響され、音の判断力にも個人差もありますし、同じ音の大きさ(音圧)でも周波数によっても違う大きさに聴こえてしまいます。

耳は10dB大きくなると2倍に、20dB大きくなると4倍の大きさに聴こえる性質があります。この様な人間の聴覚感覚に近づけた、騒音の基礎的評価方法で用いるラウドネス・loudness(音の大きさ)は、周波数補正回路のあるA特性(31.5~8000周波数Hz)の基準補正値を用い騒音レベルにおいて表し計測します(純音の等ラウドネス曲線ISO・R-226・・JISC1502、1505等・・)。
このA特性は人間が最も受音しにくい低周波を、計測特性でも受け入れにくく設定して補正しています。この様な点で一般的な遮音の現場調査では聴感覚に近いA特性を用いています。
この他に物理的に各周波数帯域で均等な感度で計れるC特性は周波数を計測したい場合に用いますが、騒音や防音の評価方法においては、人間の受音に近く補正しているA特性が適しています。

透過損失

透過損失を遮音性能(防音性能)と理解すると簡単です。透過損失・TRANSMISSION LOSS【TL値】は、音源が色々な角度から材料や構造物にぶつかり、吸収されたり、迂回したりして通り抜け、音がどの位に減少されたかの単位です。

一般的に壁や構造物が重くてどっしりしていると、音の圧力に負けず、音のエネルギーを防ぐのに効果的です。お部屋の広さに対して、どれだけの遮音性能を持つ重い材料(面積当たりの素材重量=面密度)を使用するかで決まります。

極端に言えば 防音(遮音)=重さ とも言えます。

例えば40dBを5dBアップさせた45dBにするだけでも、2倍の重量の素材が必要になってしまいます。10dBをアップした50dBの場合は4倍・・となってしまいます。その場合は重さをかけない様に、空気層や吸音素材を用いる事で、音のエネルギーを減少させる軽量構造の方法があります。

透過損失の式は簡単で、Li(入射音)、Lt(透過音)、TL(透過損失)・・・・TL=Li-Lt(dB)の関係とな ります。又、同じ面密度の時、周波数が高いほど透過損失は大きくなります。特に防音室・防音工事・防音製品の遮音性能を判断する上での基準になりますが、 遮音性能はメーカーの独自検査方式での数値や単位の為に、dBと同等で適正な数値が表示されているかは判りません。中には遮音性能でかなりオーバーではな いかと思われる、遮音性能の図やデータもあるようですので注意が必要になります。

質量則

透過損失は壁や構造体の【面密度】area densityが重いほど大きくなります。これを一般的に質量則と呼んでいます。

面密度とは材料の単位面積当たり1m2/㎏・・重量を言います。その数値が高ければそれだけ防音に効果的です。

要するに重い方が大きな音のエネルギーを止めるのに効果的と云う事です。ただし面密度だけでは防音性能が発揮出来ません。隙間・換気扇性能・開口部損失・音の増幅作用等による遮音性欠落もおきますので、それらに対する十分な配慮が必要です。

一般的に低い周波帯域に近くなるほど遮音性能効果は無くなります。それは低い音を止めるのは高い周波数帯域を防音するよりも、かなりやっかいだと言う事です。そうゆう意味からしても重低音の防音(ドラム・ベース等の音)は難度が高くなります。その様な場合は、特殊な工法や充填素材が用いられます。

あまり重くしないで、軽量にして遮音性能を上げたい場合は、素材と素材の間に空気層や制振素材と工法を用いた、音のエネルギーを弱めてしまう中空構造「空気層入り」にします。しかし、ただ単にこうした面密度や質量則の措置をしても、音圧エネルギーが壁を揺らして屈曲したり回折し、それを基に連続し共振するコインシデンス効果が起きたり、固定取付け部分の音の連結作用で、サウンドブリッジ等の現象がおきて、かえって構造等に音が伝わりやすくなったりで、防音工事をした意味がなくなってしまう事も見かけます。 この様に防音の世界は、建築的技術だけでの対応ですと難しいものです。

ただし、100%音が漏れないと云う防音は不可能である事も認識しなければなりません。

換気や隙間・空気の流通がある以上は音が漏れます。防音の最先端のNHKのスタジオでも80dB前後の遮音性能と聴いていますが、それでも100% ではありませんが、人間の耳には聴こえない範囲に抑えられています。又、このスタジオの防音構造は重量的にも、厚さも一般的な人の想像以上に凄い物で、当 然に一般住宅で同等の遮音性能を得る事は、構造的・物理的・費用面で不可能となります。

おおよそ木造一般住宅で30~45dB、マンションで30~70dB程度の防音工事が限界でしょう。

音場の知識

一般的に室内の音の環境は、設置されている物の位置や形に影響され、室内の間取りや形状・材質により音場は微妙に変化します。

ご家族には、歌(声楽・オペラ・ポップス)を歌いたい方も居れば、ピアノや管楽器(サックス・フルート)、弦楽器(バイオリン・チェロ)、打楽器 (ドラム・シロフォン)を鳴らしたい方もいます。音の性質や特徴がこの様に色々と異なる場合は、両方の音の環境をそれぞれ満足させる事は困難です。ある程 度の線を決めて妥協しなければなりません。
防音工事の場合は部屋の形状を変化させたり、音源からの距離を有効に使うことができますが、狭い組立式防音室や防音室の場合では、音響的にかなり不利な設計となります。これは音響設計上やむ終えません。これらを少しでも改善する為に、吸音材や反射板を設置して聴きやすい室内に近づけています。

初めに吸音防音(遮音)とを一緒の現象と思っている方が多いのですが、全く異なる現象です。音のエネルギーを熱のエネルギーに分散してしまうのが吸音と呼ばれる現象で、音の性質を分解し音を柔らかくします。

例えばピアノのキンキン響き過ぎる部屋を吸音すると、余計な響きが無くなり本来の音が蘇ります。又、室内で手をパーンと叩くと音の残響や反響が分かりますが、この音の長さをコントロールするのも、吸音の役目です。
それから皆さんの中には音が熱なんて発生しているの?と思う方もいると思いますが、音は実際人間には感知出来ないほどの熱を音は発生させています。
この様に音をコントロールする役目を持っているのが吸音で、不快な反響音を減らし、室内の音響の重要な役割をしています。一方防音(遮音)は単に音の大きさを抑える事だけを目的とした処置の事を言います。ですから、音楽主体のお部屋には防音よりも吸音は重要な役目を持っています。吸音は多少防音の補助的な役割をしている程度で、吸音自体には防音性があまり無いと認識してください。

吸音は材料等に入って来る音のエネルギーに対して、吸音されたエネルギーとの対比で表したものを吸音率と言い、使用面積に合わせて平均化したものを平均吸音率としています。数値が高い方がより良く吸音することを表しています。吸音は周波数帯域によっても影響されます。

素材 厚さ
mm
空気層
mm
周波数h・吸音率
250h 500h 1kh 2kh
合板 6 45 0.33 0.16 0.07 0.07
合板 6 90 0.20 0.10 0.07 0.07
合板 9 90 0.15 0.08 0.07 0.07
コンクリート布張り - - 0.03 0.03 0.04 0.06
石張り・タイル張り - - 0.01 0.02 0.02 0.02
板張床(木下地) - - 0.12 0.10 0.08 0.08
石膏ボード 15 300 0.35 0.45 0.55 0.65
石膏ボード 12 0 0.20 0.40 0.70 0.80
石膏ボード 9 0 0.20 0.35 0.60 0.70
石膏ボード 9~12 45 0.13 0.08 0.06 0.06
グラスウール32k 25 - 0.32 0.65 0.82 0.08
グラスウール32~48k 50 0 0.70 0.95 0.90 0.85
グラスウール40~160k 25 - 0.35 0.75 0.85 0.85
グラスウール40~160k 50 100 0.90 0.95 0.90 0.85
コンクリート - - 0.02 0.02 0.02 0.02
パンチカーペット 3.5 - 0.04 0.08 0.12 0.22
人間と椅子(劇場モケット張り) - - 0.34 0.41 0.43 0.42
木製の椅子(音楽教室) - - 0.02 0.02 0.04 0.04
カーテン0.25~0.3kg/m2 ひだ付 - 200 0.25 0.60 0.70 0.75
大型ガラス - - 0.06 0.04 0.03 0.02
細木毛セメント板 25 0 0.10 0.24 0.64 0.69

吸音率と響き

上のDATAでは、やはり硬いコンクリートは殆ど吸音されていませんね。それだけ反響が高い素材と云う事が分かりキンキンした音となって聴こえる傾向にあります。逆にロックウール等の柔らかい素材は音響上で吸音性能が優れている事が分かります。
吸音率が高いと、音がよく吸われ過ぎて、室内に入ると楽器の音や自分の声がボソボソしたような響きになり味気ない音になってしまいます、特に声楽の方の発声に負担がかかり良くありません。ですから最適な音の環境を得るには吸音の役目は大切な要素になります。
下記の図は吸音率の公式です。

吸音率の公式

楽器の最適な吸音率としては、ピアノの場合は音域や周波数帯域が広いので0.23~0.34の間が良いとされ ています。歌はできるだけ吸音率0.16~0.23と低く設定しないと、歌いにくく疲れます。又、響いて欲しい楽器(管楽器)の場合は 0.20~0.29。響きを抑えたい場合(パーカッション類)は0.25~0.36となります。
いずれにせよ、音質に合わせた吸音率の設定はDATAや計算上はできますが、人間は各自感じ方も違い、好みの音に適応させることは難しいものと実感させられます。

騒音対策における知識

本来、和風建築は木材が腐らない様に、風通しを良くするために窓も大きく取って、開放的な設計となっています。そのために隙間も多くて防音には不向きな構造です。
住宅での騒音対策を 考えるのなら、鉄筋コンクリート造が一番適しています。又、部屋の配置として防音的に良い場所は地下・1階の角部屋・外が駐車場や庭・上下斜めから挟まれ てない部屋が理想的です。又、騒音の音源が発生する部屋の隣に、寝室やリビング・勉強部屋を隣接させない設計も騒音対策上では必要です。

賃貸の場合の騒音対策としましては、防音工事の許可が難しく、出来ない場合が多いのですが、その様な場合は、組立式防音室ですと、家具の様に置くだけで設置でき、騒音対策上の措置として導入しやすいのではないでしょうか。

木造の建物の騒音対策

まず、騒音対策での建物の防音工事を実施する場合、壁の構造を遮音性の良い物にして隙間をなくし、騒音対策します。もちろん天井・床や通風孔も遮音しなければ、騒音はどこからも侵入していきます。また、窓やドアも遮音性能の有る物を選択し、窓の面積も縮小したりして騒音対策します。

屋根の騒音対策 屋根裏にはグラスウールを敷き詰める。屋根自体も遮音性能の良い重量構造体とする。
壁の騒音対策 壁の外は木毛セメント板を下地とした、モルタル塗りとして、内部は石膏ボード・グラスウール。
窓の騒音対策 木造の窓やガラス障子は遮音性能が無く、金属サッシか防音二重サッシにする。
天井の騒音対策 天井全面に石膏ボードを隙間無く貼り、その内部にグラスウールを全面に入れる。
出入口の騒音対策 襖・扉・ドアは遮音性能の有る物にするか、ゴムやシールドで隙間を無くす。
床の騒音対策 畳の下に合板・遮音シートを隙間なく貼る。板張りには遮音シート・合板・グラスウールを貼る。

 

マンション等の鉄筋コンクリート構造の騒音対策

鉄筋コンクリート造の騒音対策は、木造と基本的に同じです。ただ防音材の量や素材の違いと、コンクリート造の場合は、固体に音が伝わりやすく【固体伝播音】。音が反響しやすくなるのが特徴です。そのためこの様な場合の騒音対策として、吸音材料・制振材の選択と設計がポイントになります。
石 膏ボード・グラスウール・ウレタン・穴明きアルミ・ゴムシート・化粧吸音材・ジャージネット・厚手のカーテン等をうまく配置させる事が騒音対策上の音響設 計で大切です。又、部屋が四角形・正方形に近い場合は、なおさら反響しやすく、騒音対策の上で部屋の形やサイズにも工夫が必要です。それから見落としがち なのが換気口からの音漏れに対する騒音対策も必要になります。

換気ダクトからの音漏れを防ぐ、騒音対策としての処理は【鉛テープ・遮音シートの巻き付け・グラスウール巻き】での防音処理と、ダクトにカーブや直角の曲がりを付けたり、距離を長めに取ったりして、消音換気扇を付けたりして騒音対策します。
騒音対策での防音工事の決め手は、適切な材料の選択が大切なポイントになります。建物の構造や音響設計の基準に適し た、材料配分が必要です。素材の良し悪しで遮音性能も有る程度決定されてしまいます。素材の遮音性能に関しましては、DATA表がございますので、騒音対 策の上での参考にして下さい。

防音性能

防音性能 遮音性能DATA

表例の見方 単壁(一組壁)を、同じ素材物で2枚にしたのが複壁(二組壁)で、複壁の面密度が20m2/㎏の場合の遮音(防音)性能は28.1dBですが、複壁の間に空気層を50mm入れるだけで、34.9dBになります。更に空気層にグラスウールを入れると防音は効果的になります。ただし、あくまで計算上なので、構造的な欠陥や工法の誤り、隙間の程度等によって防音性能は低減します。
(下記の計算はサイレントデザインでの計算に基づきますが、数値の正確さは保証していませんのでご了承ください。実際のリフォームや防音工事の際はご自分で、再度計算される事をお薦めします)

基準値 500Hz

壁面密度
【複壁】
単壁
dB
複壁
dB
空気層
0mm
25
mm
50
mm
100
mm
150
mm
200
mm
250
mm
300
mm
350
mm
400
mm
1【2】 7.2 11.4 11.4 10.4 11.2 12.7 13.9 14.8 15.6 16.3 16.9 17.4
2【4】 11.4 16.1 16.1 15.9 17.4 19.6 21.0 22.1 23.0 23.7 24.3 24.9
3【6】 14.1 19.1 19.1 19.6 21.6 23.9 25.5 26.6 27.5 28.3 28.9 29.5
4【8】 16.1 21.2 21.2 22.5 24.6 27.1 28.7 29.9 30.8 31.6 32.2 32.8
5【10】 17.7 22.8 22.8 24.8 27.1 29.7 31.3 32.5 33.4 34.0 35.5 36.3
6【12】 19.1 24.2 24.2 26.7 29.1 31.8 33.4 34.0 35.5 36.3 37.0 37.5
7【14】 20.2 25.0 25.0 28.4 30.8 33.6 35.2 36.4 37.4 38.1 38.8 39.3
8【16】 21.2 26.4 26.4 29.8 32.4 35.1 36.8 38.0 38.9 39.7 40.4 40.9
9【18】 22.0 27.3 27.3 31.1 33.7 36.5 38.2 39.4 40.6 41.6 42.4 43.0
10【20】 22.8 28.1 28.1 32.3 34.9 37.7 39.4 40.6 41.6 42.4 43.0 43.6
15【30】 25.9 31.2 31.2 36.9 39.7 42.6 44.3 45.5 46.5 47.2 47.9 48.5
20【40】 28.1 33.5 33.5 40.3 43.1 46.0 47.7 49.0 49.9 50.7 51.4 52.0
25【50】 29.8 35.2 35.2 42.9 45.8 48.7 50.4 51.7 52.6 53.4 54.1 54.7
30【60】 31.2 36.7 36.7 46.1 48.0 50.9 52.7 53.9 54.9 55.6 56.3 56.9
35【70】 32.4 37.9 37.9 47.0 49.8 52.8 54.5 55.8 56.7 57.5 58.2 58.8
40【80】 33.5 38.9 38.9 48.6 51.5 54.4 56.2 57.4 58.4 59.2 59.8 60.4
45【90】 34.4 39.9 39.9 50.0 52.9 55.9 57.6 58.9 59.8 60.6 61.3 61.9
50【100】 35.2 40.7 40.7 51.3 54.2 57.2 58.9 60.1 61.1 61.9 62.9 63.1
55【110】 36.0 41.5 41.5 52.4 55.4 58.3 60.1 61.3 62.3 63.1 63.7 64.3
60【120】 36.7 42.2 42.2 53.5 56.4 59.4 61.1 62.4 63.4 64.1 64.8 65.4
70【140】 37.9 43.4 43.4 55.4 58.3 61.3 63.0 64.3 65.2 66.0 66.7 67.3
80【160】 38.9 44.5 44.5 57.0 59.9 63.0 65.4 65.9 66.9 67.7 68.4 69.1
100【200】 40.7 46.2 46.2 59.7 62.7 65.7 67.4 68.7 69.7 70.4 - -
120【240】 42.2 47.7 47.7 62.0 65.0 68.0 69.7 70.9 - - - -
140【280】 43.4 49.0 49.0 63.9 66.9 69.9 71.6 - - - - -
160【320】 44.5 50.0 50.0 65.5 68.5 71.5 73.3 - - - - -
170【340】 45.0 50.5 50.5 66.3 69.3 72.3 74.0 - - - - -
175【350】 45.3 50.7 50.7 - - 72.6 74.4 75.6 77.4 - - -
190【380】 45.9 51.4 51.4 - - 73.6 75.4 76.6 78.4 - - -
200【400】 46.2 51.8 51.8 - - 74.3 76.0 77.3 79.0 - - -
215【430】 46.7 52.2 52.2 - - 75.2 76.9 78.2 79.9 - - -
230【460】 47.2 53.0 53.0 - - 76.0 77.8 79.0 80.8 - - -
250【500】 47.9 53.6 53.6 - - 77.0 78.8 80.0 81.8 - - -
265【530】 48.2 54.1 54.1 - - 77.8 79.5 80.8 82.5 - - -
290【580】 49.2 54.8 54.8 - - 78.9 80.7 81.9 83.7 - - -
300【600】 - 55.1 55.1 - - 79.3 81.1 82.3 84.1 - - -
325【650】 50.0 55.8 55.8 - - 80.3 82.1 83.3 85.1 - - -
350【700】 50.7 56.4 56.4 - - 81.2 83.0 84.2 86.0 - - -
375【750】 51.3 56.9 56.9 - - 82.1 83.9 85.1 86.9 - - -
400【800】 51.8 57.5 57.5 - - 82.9 84.7 85.9 87.7 - - -
425【850】 52.2 57.9 57.9 - - 83.7 85.4 86.7 88.4 - - -
450【900】 - 58.4 58.4 - - 84.4 86.1 87.4 89.1 - - -
475【950】 - 58.9 58.9 - - 85.1 86.8 88.1 89.9 - - -
500【1000】 53.6 59.3 59.3 - - 85.7 87.5 88.7 90.5 - - -

一般的な防音の素材です。面密度とは素材のm2/㎏の重さです。面密度m2/㎏の数字が大きいほど、遮音性能は良くなります。
つまり重い素材ほど、防音に有効である事を表しています。この面密度は、防音工事には、最低限必要なデータです。

単体の素材 面密度 複合の素材 面密度
合板3mm 1.85 鉛0.3mm+合板5.5mm 6.80
合板6mm 3.70 鉛0.5mm+合板5.5mm 9.05
合板12.5mm 7.40 鉛1mm+合板5.5mm 14.70
ポリ合板2.7mm 1.60 鉛0.3mm+石膏ボー12.5mm 12.02
木質化粧ボード4mm 2.00 鉛0.5mm+石膏ボード12.5mm 14.27
石膏ボード9.5mm 6.17 鉛1mm+石膏ボード12.5mm 19.92
石膏ボード12.5mm 8.62 鉛0.3mm+フレキシブルボード5mm 11.50
石膏ボード15mm 10.49 鉛0.5mm+フレキシブルボード5mm 13.75
コンパネ12mm 7.20 鉛1mm+フレキシブルボード5mm 23.40
フレキシブルボード5mm 8.10 鉛0.3mm+木毛セメント板20mm 14.50
ラスボード7mm 4.80 鉛0.3mm+ラスボード7mm 8.2
PB12mm 9.00 鉛0.3mm+カラー鉄板0.4 6.55
鉛0.3mm 3.40 石膏ボード12.5mm両面+鉛0.5mm+空気層100mm 28.54
鉛0.5mm 5.65 フレキシブルボード5mm両面+鉛0.3mm 19.60
鉛1mm 11.3 石膏ボード9.5mm両面+鉛0.3mm+空気層45mm【GW入】 15.74
カラー鉄板0.4mm 3.15 アルミ引き違い窓5mm【エアータイト】 24.0
コンクリートブロック100mm 131.25 アルミ引き違い窓6mm【エアータイト】 30.0
ガラス3mm 7.50 ガラス5mm両面+空気層6mm 24.0
ガラス12mm 30.0 鋼製ハメ殺し窓6mmのペアガラス 30.0
ケイ酸カルシウム板12mm 18.4 ガラス6mm+空気層12mm 30.0
木毛セメント板20mm 11.1 ガラスブロック95mm 112.0
ナショナル遮音シート1mm 2.10 石膏ボード15mm×4枚+鉛0.5mm×2枚
+空気層100
53.26
サンダムK-PRO2.1mm 3.80 - -
グラスウール5kg30mm 1.50 - -
グラスウール50kg25mm 1.25 - -
PDボードNO.1212 19.0 - -

面密度は、遮音性能の基準値となります。面密度+空気層+周波数帯域を上手く考慮しながら、隙間も無いようにする事が防音工事の成功要因となります。
防音工事のリフォーム・建設会社や工務店の方々には特に必要なデータです。

素材の防音・遮音性能・dB(透過損失)

防音の素材 周波数h・dB
250h 500h 1kh 2kh
ラワン合板6 12dB 16dB 21dB 24dB
フレキシブルボード6 23 28 32 36
木毛セメント板30 4 5 5 5
ALC100 50kg/m2 31 28 35 44
ALC100 55kg/m2 32 29 37 46
ALC100 両面モルタル6 81kg/m2 33 35 44 51
コンクリートPC板100 240kg/m2 38 48 54 60
コンクリートPC板150 46 50 56 62
軽量PC板150 44 49 53 59
PC板100 PB12 40 51 57 61
PC板100 スタッド50 PB12 44 52 63 67
軽量コンクリートブロック100 24 27 31 37
軽量コンクリートブロック100・両面プラスタ 37 41 49 56
軽量コンクリートブロック150・両面モルタル 37 45 53 56
ガラスブロック95 83kg/m2 34 38 44 47
ガラス3mm 19 25 29 33
ガラス6mm 25 30 34 28
ガラス8mm 25 32 33 31
ガラス10mm 27 33 32 34
ガラス12mm 29 34 33 38
ガラス15mm 30 35 34 42
ガラス19mm 31 35 36 46
ガラス3mm+空気層6mm+ガラス3mm 21 19 28 37
ガラス3mm+空気層12mm+ガラス3mm 17 21 32 42
ガラス4mm+空気層6mm+ガラス4mm 21 22 32 36
ガラス4mm+空気層6mm+ガラス6mm 23 26 35 36
ガラス8mm+空気層12mm+ガラス12mm 31 38 36 38
ガラス5mm+空気層50mm+ガラス8mm 32 37 47 47
ガラス5mm+空気層100mm+ガラス8mm 36 41 53 52
ガラス5mm+空気層200mm+ガラス8mm 39 46 53 51

 

参考・・上の表は、建築素材が持っている防音・透過損失(遮音性能・dB)を数字で表しています。周波数は500Hzが人間の声の中間帯なので、基準値にすると良いと思います。又、空気層(厚さ)を充分に取る事によって、低域の防音性能は大きく向上します。
それから、サッシの枠が遮音性能のない物で隙間のある場合は、ガラスの性能が発揮させない場合が多くなります。

参考・・同じ厚さのガラスの組合せは、共鳴やコイ ンシデンスが起きやすくなります。厚さの異なる組合せを出来るだけ計画しましょう。この方がガラスの周波数がそれぞれ違うので、お互いのコインシデンス効 果を打ち消しあうことと、低音共鳴現象による低下を減少させる効果があるために防音・遮音性能が良くなります。又、間に空気層を広く取ると、遮音性能は格 段に良くなります。
スタジオの窓は、ガラスの対面を平行に向けない様にする事で、共鳴を防ぐ効果があります。
この様にガラスの防音だけでも色々な工夫が必要です。

当社のリフォーム術

住宅リフォームを、お考えのあなた。考え方をかえてみませんか?

目からうろこ。住宅リフォームの失敗はあなた自身に・・・

私 は、住宅業界に入る前に2度リフォームをしています。 その当時の私のやり方は、業者を呼んで大まかにやりたいことを伝え、見積もりを取り、安い業者に発注すると言うやり方でした。 答えはご多分に漏れず「まあ、こんなものか。」と言う程度のことでした。 ローンを組んで高い買い物をするのに、どうしてもっと喜びを感じるものに出来なかったのでしょうか?

それは、自分自身の真剣さに問題があったのです。

自 分が何年も毎日住まう住宅に関して、なんと人任せだったことかと思います。 業界に入ってからも、お客様から以前になさったリフォームの事で、「こうしてほしかったのに。」とか「こんなはずではなかったのに。」とかの相談を受ける ことがあります。 これは、多くの場合、以前の私同様お客様自身に問題があるのです。 目で見て手にとって買い物をする場合とは違うことは誰もが理解しています。 ところが、いざリフォームとなると業者任せにしてしまうことが非常に多く見られます。

業者に任せるにしてもあなたのイメージを確りと理解してもらわなければ良いリフォームにはなりません。

私 はお客様のところへ行くと、まずイメージが出来ているかどうかの確認を一番にします。 もし、出来ていないようなら、そのイメージが出来るようにお話を進め、それを元に再考をして頂いてから、再度訪問することにしています。 そうすると、ほぼ失敗の無いリフォームが出来ます。 ではどうすれば、イメージを確かなものに出来るのか、以下をご覧ください。少しでも皆様の住宅リフォームのお役に立てば幸いです。

それは、鉛筆一本で可能です。

gf1420054250.jpg

本当に満足の行くリフォームをお考えなら、まず、貴方のお家を見回して現状を頭に入れてください。 特に主婦の方は、家の中を隅々まで知っているスペシャリストです。 何に困っているのか、どこを直したいのか、どうゆう風にしたいのかをマインドマップしてみましょう。 思いを全てぶつけてみる。すると、具体的なことがはっきり的確に見えてきます。 マインドマップによって出てきた問題を解決し、より住み心地の良い住まいを頭の中だけでなく、絵(図)にして見ましょう。

予 算や出来る出来ないは無視して、住まいを自分の生活に最大限楽しく喜んで活用できるようにする為にどうすればよいかを絵(図)にしてください。 間取りや、部屋のイメージを絵(図)にする事が楽しくなってきましたか? どんどん書きましょう。 間取りの大きさなどはアバウトで良いのです。

gf1420042965.jpg何時も住んでいる貴方の感覚で、その部屋に対する貴方の感じ方により実際よりも大きく書いたり小さく書いたりしてしまうものです。 これによって、後で家族で話し合う時に、各々の感じ方に違いがあり話の弾むきっかけになります。 これで出来た絵(図)にをつけてください。
この色をつける作業は非常に重要です。

これにより、そのリフォームのイメージが頭の中で平面的なものから立面的なものへと変化します。 そして、実際の施工に際しての膨大な量の見本帳からの絞込みがしやすくなります。 次に、ライフプランです。家族の長期にわたる今後の予定をみつめなおしてください。これは、必要の無いリフォームにお金をかけない為に絶対必要なことです。 こうして出来上がってきたイメージの絵(図)とライフプランを 持って家族と話し合ってください。 最低でも2度や3度は実行してください。 各家族の考えや将来への希望に話が弾み思わぬ果報が有るかもしれません。 こうして出来たイメージをもって、業者に相談すれば、はっきりとした意図が伝わります。 また、業者はいくつもの物件をこなしており、物理的に出来ること出来無いことを、現場調査を踏まえ答えてくれます。

gf1420065457.jpgこのアドバイスにより、も1度家族と相談し、大まかな予算を算出します。 やりたいことを1度にすべきか段階的にすべきか、ライフプランを 見ながら将来を見据えて話し合ってください。 予算の目安がわからない時は大まかにどれくらい掛かるか業者に聞くか、ホームページや広告資料で調べればわかります。 ただし、ホームページや広告資料は客寄せの意味や、全く問題の無い場合で実際には、仮設足場、運搬費、廃材処分費や諸経費(5~10%)が必要になると考 えておくべきです。 また、以上のようなことがいやで、業者にお任せでリフォームする。とおっしゃる方もいらっしゃいます。

このような場合でも必ず、図面をコピーし色をつけ、自分の中ではっきり完成したイメージができれば失敗は少なくて済みます。 以上、貴方のイメージを固めるための方法を公開しました。

五つのお約束

私たちは、家族団欒の有る家を造ります。
 

1.人任せにしない。

者任せの見積もりで、「こんなはずではなかった。」 あわてて銀行へ行く。
ひどい場合には夢砕けて何も出来ない。これではいけませんね。
これは、貴方と業者の意思疎通、イメージの共有が出来ていないことが原因です。
大まかな予算とやりたいことをはっきりわかりやすく説明し、業者のアドバイスを入れた話が出来ていないと最初の見積もりでつまずいてしまいます。
これでは人間関係も巧く行かず、不信感を持ったままで不愉快極まりないことになります。

2.船頭は一人にする。

リフォーム工事では、家族が住んでいる状態で工事が行われることが多く、各人の思いがつい口に出て指図してしまう事があります。
これは、業者にとって一番頭の痛いことです。施工業者も家族も担当者の取り決めを行い、工事期間中はいつでも連絡の取れるようにしておきましょう。

3.地震を忘れない。

作ったものは必ず潰せる。ただし、構造体は潰してはいけない。
たまに構造体を抜いた家を見かけます。
これはよほど補強をしないと、後でひどい目にあいます。
日本は地震国ですよ。

4.追加工事については、そのつどきちんと理解しておく。

施工中に出てきた問題や追加については理解できるまで説明を受け、見積もりを把握する。
この手間を惜しむと、お互いに気まずくなり、喜びが半滅してしまいます。

5.施工前施工後の写真を残す。

特に隠蔽されてしまう部分の写真はこまめに残しましょう。
契約時に業者に頼めばとってくれます。後のメンテナンスに役立ちます。

 

住まいのかかり付け医

私たちは、家族団欒の有る家を造ります。

ちょっと、ご自分の住まわれている回りを見渡してみてください。

2つや3つの町内に2~3人の建築関係者がいることがわかりますね。

ところが、いざ自分が頼もうと思うと、どこに頼めばよいのか迷ってしまう。

体のことならお医者様。税金ならば税理士さん。では、住まいのことは?

これからは、住まいの掛かり付け医が必要です。なぜなら、

  1. 今まで住んでいた家が、高齢化に伴い適合しなくなり、その人にあった建物にしなければならなくなったから。(核家族化も一つの原因。)
  2. 機密性の良い家になったがためのデメリット、結露、ハウスダストや化学物質の悪影響をもろにうけるから。
  3. 少子化と土地の下落に伴い将来の値上がりを見込んで土地を買って家を建てる人が減少し、リフォームの必要性が出てきたから。。
  4. 設計士は敷居が高いから。

これからは、住まいの掛かり付け医を持ちましょう。

 

住まいの掛かり付け医とは?

  1. 地域密着型で、すばやい行動の取れる業者。
  2. オーナーに対して、現状を解り易く説明出来る業者。
  3. 常に工事見積もりを詳細に提示できる業者。
  4. 目に見えないところを後々でも解る様に図面や写真で残してくれる業者。
  5. 総合的に、住宅のことを知っている業者で適切な専門業者を速やかに動かせるところ。
     

 

ライフプラン

hyou.gif

 

マインドマップ

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リフォーム工事と新築工事は別物です

一度、行ってみませんか?

家を直すなら、まずキッチン・風呂・トイレの水周りから、内装・外装と順に考えがうかぶようですね。

そしてキッチンと言えばシステムキッチン、風呂と言えば浴室乾燥機やサウナ、トイレと言えばウォッシュレット、内装や外装ならばひび割れや汚れ防止、人に優しい材料と決まっています。

そして最近では、特に環境配慮型の製品や自然素材がもてはやされています。

こうした状況から見て、今後はより「心地よさ」や「快適性」「使いやすさ」と言うものが重要なポイントになってきます。

たとえば、キッチンのショールームに行ってみるとシステムキッチンの使いやすさや進歩の仕方が、尋常でない事が実感できます。もちろん風呂やトイレにおい ても同様の進歩が見られます。

こうしたことは、机上で見ていてもわかりにくいもので、百聞は一見にしかず、まず体感してみましょう。一度ショールームへ 行ってそのすばらしさを実感として味わってみてはどうですか?


「どこへいけばいいのかわからない。」
「営業マンに付きまとわれては困る。」
「行ってみたいけど、敷居がたかくって。」


なんて思っていらっしゃる方は、ご一報ください。

京都市内とその隣接地域の方であればご相談に乗ります。

前もっていかれる日を教えて頂ければ、後学のために見せてほしいことを告げておきますので、ご遠慮なくどうぞ。

新築なら図面どおりに工期に合わせて仕事ができます。
職人さんたちもリフォームほど頭を使うことは有りません。

リフォームを甘く見ないで下さい。

新築と 違ってリフォームは、解体してどうなっているか調べ、方策を検討しながら仕事をする。

さながら病院で検査を受けて処方を検討されるのと同じです。

住まいの ことを、ご自分の体と同じようにいたわってあげてください。

化学物質過敏症って大変

一度に多量の化学物質に曝露(化学物質を浴びること)されたり、少量でも長期に渡って曝露され続けることによって、その人の体の許容量を越えたときに、拒否反応として一気に発症します。

一度過敏性を獲得すると、その後は、ごく微量の化学物質に接しただけで強い拒否反応を繰り返し示すようになります。

たいていは、発症のきっかけになったものだけでなく、それ以外のさまざまな化学物質にも反応を示すようになります。

それを多種類化学物質過敏症(Multiple Chemical Sensitivity:MCS)といい、以降は、拒否反応を示すさまざまな物質から逃げ回るという生活が始まります。

重度になると自宅にも居場所がなくなります。

これが、化学物質過敏症です。

シックハウスより症状が重い「化学物質過敏症」

室内に充満する有害揮発性化学物質から発症する「空気化学物質過敏症」、食品添加物や農薬などの食べ物から発症する「食物化学物質過敏症」、抗菌グッズなど触れることで発症する「接触化学物質過敏症」。

この3種類のいずれもが、少しずつ体内に蓄積し、単独または複合的に発症してきます。

これに追い討ちをかけているのが「電磁波過敏症」です。

住まいでも、学校でも、職場でも、電車や車の中でも、逃れようがありません。

住まいの環境改善に加え、生活や暮らしの指導、アフターフォローが、欠かせなくなってきました。

沈黙の臓器(肝臓)

沈黙の臓器は弱音を吐かない。

第一の役割はエネルギーを供給する発電所の役割をします。

体に必要な様々な重要物質をつくる製造工場の役割をします。

体内に 貯まったゴミつまり老廃物や有害物質を処理する解毒機能をもつゴミ処理場の役割もします。

次のような症状がある人はこの臓器の衰えを表しています。

  1. 手のひらが赤い。
  2. 朝に爽快感が無い
  3. 体がかゆい
  4. 肌の調子が悪い
  5. おしっこの色が濃い
  6. 脂っこいものがきらいになった
  7. 食欲ない
  8. だるい
  9. つかれやすい

これらの症状が3つ以上あれば要注意です!

胎児中に於ける環境ホルモン

マウス等の実験では少しのホルモンや母親のホルモンの分泌の 状態で同じ時期に生れた子供でもまったく性格が違ってきていることが明らかになっている。

ほんの微量の環境ホルモンがその胎児の外見だけでなく、性別の認 識や性格、行動に影響を与える可能性があるといわれている。

例えば同じ時期に生れたマウスでもその胎内での位置によってホルモンの被曝量が違う影響が考え られるのかもしれないがメスでも攻撃的で発情しないものもあれば同じメスでも成熟気が早いもの、攻撃的なオス、メスのように子育てに熱心なオスもいる。

PPTレベル(1兆分の1)の微量なホルモンや環境ホルモンが子供の将来を支配する可能性がある。

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