ファーストステージからの12のメッセージ

建材選びに苦心

私は、衣食住の「住」に長年携わってきましたが、今ほど住まいを造る上で、
建材を慎重かつ入念に時間をかけて選ばなければならないとは思ってもいませんでした。

それはシックハウスが言われるようになってそれが認知され、21世紀に入ってもっとひどい症状の過敏症の方とのかかわりが出来るようになってからのことです。

建築にあたってどうすればよいのか色々勉強し、大学の先生方にもお聞きし、手探りで仕事を進めてきました。

化学物質が体に蓄積され、それが溜まりに溜まってある日突然、体が不調に見舞われる。

発症した途端、本人はしんどくって、だるくってやる気がなくなってしまう。

湿疹、咳や熱、皮膚の痛み、吐き気、目の痛み、頭痛等、人それぞれの症状が出る。

人によって異なる症状に対応できるお医者様も少なくどこで診てもらってよいのか分らない。

それがシックハウス症候群や化学物質過敏症の方の現実です。

このような方を目の当たりにして住まいを考えると建材選びに対して非常に慎重になります。

もちろん、私が住環境測定協会の一員としてそのような方との接点が増えていることもたぶんにあると思いますが、

住環境を考えるセミナーが盛況になることを見ても、これからの住宅を考えるにつけ、建材選びが非常に時間のかかりそうなことが伺い知れます。

そしてそれを、おろそかにすると人の住める住まいにならない住宅が出来上がってしまうということです。

「私は大丈夫。」

そうです。

99.99999・・・・・%までは皆さん大丈夫です。

そのあと少しを超えた時、発症する危険が誰にでもあります。

このことを肝に銘じて住まい造りに取り組んでいける人が少しでも多くなるよう心から願い、今後もそのようなことに無関心な人たちに呼びかけていきたいと思っています。

住まいに夢を持つのは誰でも同じです。その夢をかなえたと思った途端に地獄の人生へ陥ることは避けなければなりません。

住まいを直して、普通に生活が出来てこそ、造り手と住まう人との本当の喜びがあります。

化学物質を甘く見ないでください。その悪影響を真剣に考えてください。

それともうひとつ、電磁波についても化学物質と同様に相当な危険が待ち受けていることを知っておいてください。

オール電化や自家発電の普及に伴いますます その危険性は高まってきています。

施工時に気を配れば防げることが多い電磁波。

電気屋さん任せにしないでこのことは施工前に真剣に打ち合わせをしておきましょう。
化学物質と電磁波、これからの家作りの最大の課題がこれです。

少しでも、安全で安心して住める住まい造り。これが私の一番の望みです