ファーストステージからの12のメッセージ

木造の家

木造の家に住みたい。でも、火災や地震に弱そう、と思われていませんか??

木材は火が付けば燃え出します。

しかしどんな木材でも同じように灰になるかというと、そうではありません。

断面の大きな木材はなかなか燃えてしまいません。

木材は、火がつくと一気に芯まで燃えてしまうのではなく、まず表面が燃え、炭(表面炭化層)を作ります。

この表面炭化層が厚み1㎝から2㎝になって木材を 覆うと、それ以上は燃えず、逆に内部を守ることになります。

つまり木材自体が防火層を形成するわけです。これにより、建物が崩壊しないうちに避難する時間 ができます。


ただし、ひとつ条件があります。


それは、炭化層によって守られた内部に充分強度がなくてはなりません。

つまり燃えて灰になる分を考慮に入れた断面積が必要になるわけです。

材料が細ければ一気に燃えて建物が崩壊してしまいます。

次に素材の強度に目を向けてみると、木材と鉄では同じ大きさであれば当然鉄の方が強く、引っ張り強度で比較すると、杉の900kg/cm2に対して鉄は5000kg/cm2となっています。

しかし比重という点からみると、杉の比重0.35に対し、鉄の比重は7.85であり、それぞれの引っ張り強度を比重で割った値(比強度)で比較すると杉の2571、鉄は636となり杉の方がはるかに大きくなります。

同じ強度を得るならば、鉄より木材の重量がずっと少なくて済みます。

つまり、ある意味で木材は鉄よりも強い素材であるといえます。

そして比強度が大きければ、使用する材料を太くすることにより、全体の重量を増やさず、より強固な建物にすることができます。

また、地震に対しては、筋交いや、梁、柱そして土台との結合強化によって、鉄骨造等に遜色無い強度を持つことができます。

日本の在来工法による木造住宅でも、設計によって安心な建物となることが、お分かりいただけたでしょうか?