自然素材
大きな台風が2つ来たら、少しすごしやすくなってきましたね。
しかし、今年の夏は暑かった。
お変わりございませんか?暑いといえば、思い出すことがあるんです。
私の曽祖父が、夏場は何時もここで昼寝をしていたという、秘密の場所。
庭に犬を放すと必ずそこへ入ろうとしていました。
犬は何か知っていたのでしょうか?
『なんだか深呼吸したくなるんだよな』
何時も其処に入るとそう思っていた。其処は炭蔵。
防空壕の後を利用して作られたものだった。
半地下のせいもあり夏でも少しひんやりとして、居心地良い場所。そして何よりもここに入ると必ず大きく深呼吸を無意識に1回2回としてしまう。そこには備長炭の炭俵5表と練炭3括り、それにタドンと豆炭少々が使われずに置いてあった。後は、火鉢や消壷が置いてある。
しかし、なぜあんなに気持ちよかったんだろう?
このようなことの理由が最近になって、ようやく分かりました。
それは、炭の効能。
炭が空気をろ過し清々しさをかもし出していたようです。
炭はやっぱり良いものなんですね。
建築に携わって約20年になりますが、今ほど住環境が取りざたされることはありません。「シックハウス」と言う言葉も聞きなれたものとなってしまいました。
化学物質と高気密による人への害。
ところが、昔を思い返し自然素材や炭に目を向けてみると、この化学物質に対抗し得ることが分かり、最近の住宅には非常に多く用いられてくるようになりました。
天然素材のクロスや塗料そして接着剤。また、炭を使った商品も続々と出てきました。
たとえば、炭や貝殻の塗料・オガクズのクロス・綿の断熱材等よく探せば、健康を考えた商品はたくさん存在します。天然素材を利用して住宅を新築した場合、建築費全体から見れば2~3%の増額で済むはずです。
リフォームの場合は、リフォームの規模によりますが、出来るだけ天然素材を使ってもらうようにしていますが、従来の仕様と比べても2割も増える事はありません。私たちは、施主様の健康の一助になればと考え、出来るだけ自然素材を使用した建築を心掛けています。
炭の使用例
敷炭
床下に炭を敷き詰めることで、畳や防蟻剤の有害物質を取り除き、床下のじめじめした環境を改善(調湿)し、床下木部の腐朽を予防し、防虫効果を発揮します。
炭シート
床・壁下地・畳下・天井・押入れ・納戸・下駄箱・タンスなどに敷いておきますと、ホルムアルデヒドを吸着し、脱臭・湿気取り・防虫効果があります。
置炭
汚れた空気が留まりやすい各部屋の四隅に、備長炭を2~3kg程を籐のカゴなどにいれて置きます。部屋内の有害揮発性成分やいやな臭いが取れ、マイナスイオンを供給し、森林浴気分が味わえます。
木酢液
キャップ4~5盃を、お風呂に入れると、ミネラルが補給され、血行が良くなり、肌がすべすべになり、湯冷めしません。
豆知識
備長炭は、除湿機能と加湿機能をあわせ持ちます。
備長炭には、電子顕微鏡で見ると、数ミクロンから数百ミクロンのごく小さな孔(あな)が無数、縦横無尽にあいています。これを多孔質といいます。
そのため1gの備長炭で表面積が約300平方メートルにもなります。したがって、水や空気が通りやすく、さらに通るときに広い表面積で色々なものを吸着してくれます。
空気が通ったときには、湿度が高ければ湿気を吸着、逆に乾燥しているときは、その水分を放出して、空気中の湿度を調節してくれます。
追伸。
「効いたんだろうか?」木酢液をお風呂に入れて2ヶ月。
次男坊の背中がきれいになっています。
アトピーでザラザラになっていたのに…。
自然の恵み、木のすばらしさ
木は、人に安らぎを与えてくれます。これは、森林浴効果でも知られるフィトンチットやヒノキチオールなどが含まれているためです。
木の内装になっている住まい環境に居ると、自然に癒されてきます。肩の力も抜け、落ち着き、気が休まってきます。
木は目にも優しいですね。木は人間に有害な波長の短い紫外線を吸収し、波長の長い赤外線を反射するので、目に与える有害な光刺激を防ぎ、見た目にも暖かく感じられます。
ご存知でしたか?
内装に無垢の木を使うと、視力が回復したり、良くなるケースが多いことを!!!
それ以外にも、木には多くのすばらしい特長があります。
こういう自然の恵みを、恩恵を受けない手はありませんね?
木の主な効能(1)
・抗菌、殺菌効果木の床は、ダニにとって住みづらく、カーペットから木の床に改装するだけで大幅にダニの量が減ります。ヒバなどの木の精油には強い殺菌作用があります。床下の土台などは、この作用を活用して防蟻効果を狙っています。
音響効果。
木の持つ適度な吸音性と残響率は、人間の神経に負担をかけません。したがって、オーディオルームの内装に向いています。
衝撃吸収効果。
木は、多くのパイプ状の細胞が集まったスポンジのような構造で、転んだときの衝撃を和らげてくれます。適度に摩擦感があって転びにくく、高齢者にもやさし く、安心な素材です。転んでも大怪我をしない床材、寝たきりを予防する床材でもあります。厚手の無垢の木の床材は、特にお勧めです!
木の主な効能(2)
・疲労緩和
木の床は衝撃を適度に受け止めるだけでなく、床の冷えからくる疲れを防ぎます。
コンクリートやビニールタイルは、足の温度を著しく低下させます。底冷えしていたら、いくら暖房しても温かく感じられません。
木の床は、逆に芦野温度を上昇させることが報告されています。木の温もりや断熱効果により、足元が温かいのです。低体温症の方、冷え性の方にもお勧めです。
・強度の増加
木は伐られてから、200~300年は、強度が増していきます。
これは、木の細胞中のセルロースが、少しずつ結晶化していくためです。
木造建築物の代表、法隆寺は、1300年経った今でも、しっかりとしていますね?!
コンクリートや鉄骨などにはないこの特質は、木の神秘でもあります。いかがでしょうか?
木には、とっても多くの不思議パワーがあります。この自然の恵みを活かした家づくりが、高温多湿の日本の気候風土に合っているのです。木の良さや特長を活かした家づくりが少なくなりました。現代の建築技術と日本の良き伝統を活かした家づくり、復活させたいですね!
コンクリート(1)
コンクリートの建物は、気密性が高いため、空気が汚れやすくなります。さらに、断熱不良により、特に北面の壁で結露が生じやすいのです。
しかも、コンクリートに含まれる水分が蒸発しきるには10年程かかり、木造に比べじめじめした空間になりやすいのです。
表面をペンキ仕上げにしていることが多く、視覚的にモノトーンの色は、精神不安定になり、キレやすくなります。
こういう話があります。
長い航海の間に船員同士の喧嘩や口論が絶えません。
そこで、船内の内装を白いペンキのモノトーンから木目に変えたところ、船員の喧嘩が減ったそうです。
コンクリート(2)
現在の会社や学校は、火災時の安全面を考慮し、耐火性を重視したコンクリート造が主流になっています。
コンクリートは、何となく冷たい感じがしますね。見た目も、触った感じも、冷たい。
そして、高気密で、内断熱だから、結露も発生しやすく、空気も汚れやすいのです。
木造では、燃えやすいということが、コンクリートの建物が一般化した理由です。
本当にそうなんでしょうか?
木は燃えているうちに表面が炭化し、中心部まで燃焼するにはかなりの時間を要します。
木造校舎が火に弱いとは一概には言えません。そのうえ、木造校舎の方が癒しの効果が高く、ココロとカラダの健康に優しいのです。
木の温もりが欲しいですね?温もりを感じる環境、心豊かな環境こそ、今必要なのではないでしょうか?
2.5倍??
1992年に行われた日本木材文化会によるコンクリート校舎66校、木造校舎80校の協力で行われた調査によると、“眠気とだるさ”を訴える生徒の数が、コンクリート造では木造の約3倍に上り、“注意集中の困難さ”を訴える生徒は、2.5倍になったという報告があります。
また、教師の“疲労蓄積度”については、小・中学校とも、コンクリート校舎で教える教師の疲労度は、木造の2倍となりました。中学校教師の場合では、イラ イラ、不安、躁鬱、意欲低下、気力減退、身体不調などを訴える教師が、木造よりもコンクリート校舎に多いことも分かりました。
大人である教師でさえ、こういう状況です。
コンクリートの建物がどれほど、私たちの心身の健康に影響を及ぼすか、計り知れません。
あくまでも子供たちの安全性を考えた上で、木造からコンクリートの校舎に変えたはずなのに、実際には、子供たちをはじめ、教師をも巻き込んで、心身の健康に、相当悪い影響を与えてしまっているのです。
この環境、放置しておいていいのでしょうか?





















